犬や猫を飼っている方にとって、フィラリア症がどのような疾患なのか、気になる方も多いでしょう。
症状や対策・治療法について把握しておくことが、大切なペットを守ることにもつながります。
そこでこの記事では、フィラリア症について紹介します。
▼フィラリア症
■寄生虫による病気
フィラリア症は、犬や猫の心臓や肺動脈に寄生する寄生虫が引き起こす病気です。
犬に寄生することが多いことから「犬糸状虫」とも言われています。
■感染経路
感染した蚊に刺されることで、寄生虫が体内に侵入し発症します。
フィラリアの幼虫は筋肉や脂肪の周囲で成長し、やがて成虫になると心臓や肺動脈に移動を行い寄生します。
■症状
フィラリア症に感染した場合、初期段階では目立った症状が現れにくく、気づけないことが多いです。
しかし病気が進行すると元気がなくなり、食欲の低下や咳をするようになります。
重症化すると、体重の減少・腹水がたまりお腹が膨らむ・赤い尿が出るため、早急に動物病院で診察を受けることが大切です。
■治療方法
フィラリア症の治療方法は「駆虫薬の投与」と「外科的摘出」です。
駆虫薬を投与する治療は寄生虫が少ない場合に行い、長期的に投与して成虫が自然に減っていくのを待ちます。
すでに多数の寄生虫が心臓や肺動脈に寄生している場合には、外科的に摘出する手術が必要です。
▼まとめ
フィラリア症は、感染した蚊に刺されることで犬や猫の心臓や肺動脈に寄生虫が侵入し、さまざまな症状を引き起こす病気です。
初期症状はほとんどなく、進行すると食欲の低下や咳が見られ、重症化すると命に関わるため注意しましょう。
治療には駆虫薬の投与や外科的摘出などの方法がありますが、早期に予防することが大切です。
『ロッキー動物病院』は、犬や猫を専門にしている動物病院です。
東淀川区で犬猫専門の病院をお探しの方は、お気軽にお越しください。