ノミはペットにとって強いかゆみや皮膚炎を引き起こすだけでなく、病気を媒介することも少なくありません。
また一度発生すると、完全に駆除するのが難しくなることもあります。
この記事では、ノミが発生する原因やペットに与えるリスクについて解説します。
▼ノミが発生する原因とペットへのリスク
ノミが発生する主な原因は、湿度が高く温暖な環境です。
特に梅雨や夏の時期は繁殖しやすく、草むらや公園・他のペットと触れ合うことなどでリスクが高まります。
主なトラブルには、以下のようなものがあります。
■皮膚トラブル
ノミに噛まれると、ペットは強いかゆみを感じ、頻繁に体を掻きむしるようになります。
そのため皮膚が傷つき、出血や炎症を起こしやすくなってしまうでしょう。
特にノミアレルギーを持つペットは激しい炎症を起こしやすく、毛が抜けたりただれたりすることもあります。
■貧血
ノミはペットの血を吸うため、大量に寄生されると貧血を引き起こすことがあります。
特に、子犬や子猫・高齢のペットは影響を受けやすく、食欲不振や体調不良を引き起こす場合もあるため、注意が必要です。
■感染症や寄生虫の媒介
ノミは病原菌や寄生虫を媒介し、ペットの健康を脅かします。
特に寄生虫は消化器系のトラブルを引き起こし、体重減少や元気がなくなるなどの症状が表れます。
また、ノミが原因で発症する感染症もあり、人が感染したり重症化したりする可能性もあるため注意が必要です。
▼まとめ
ノミは、ペットにかゆみや皮膚炎・貧血・感染症や寄生虫などのリスクをもたらします。
大切な家族であるペットと健康で長く暮らすためにも、早めの駆除や定期的な予防が重要です。
『ロッキー動物病院』では、ノミの駆除・予防に関する診察も行っております。
ペットの様子に不安な点がある場合は、当院までご相談ください。